第1回
「蚊の世界へようこそ 今年もあなたをつけ狙う恐怖の蚊」

9月26日(土)14:00-16:00

講師:
高木 正洋(Malaria No More Japan理事/長崎大学名誉教授)
森田 公一(長崎大学熱帯医学研究所 所長)
会場:
長崎大学坂本キャンパス1・グローバルヘルス総合研究棟1階 大講義室
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第1回の講座は、2人の専門家によるリレー―講義。そもそも蚊とは何か、そして蚊から感染する病気はどのように感染するのか、昨年のデング熱の日本での再流行を事例に、その感染経路、対策、ワクチン開発の現状など最先端の状況も紹介します。

【レクチャー①:蚊について知ろう】(講師:高木正洋)
2014年夏、日本ではデング熱の発生で蚊除けグッズが面白いほど購入された。今年も早い時期から蚊除けグッズが多数売り出されている。しかしそもそも病気を運んでくる蚊はどんな生き物なのでしょうか?蚊を知ることは、蚊を媒介する感染症の理解の第一歩でもあり、人類と蚊の関係、ひいては生態系の理解の第1歩でもあります。蚊の知られざる生態を知ることは、私たちが「既知のもの」と思っていた世界が「未知のもの」だったことに気づかされるプロセスでもあります。ミクロな「蚊界」の世界へ出かけてみませんか?
【レクチャー②:デングが日本に上陸するまで 感染経路の秘密】(講師:森田公一)
人類はその歴史の中で常に感染症と闘ってきました。昨年話題になったデング熱、そして今なお1分に1人の命を奪うマラリアは、蚊から感染しています。しかし実は意外に知らないのが、その感染のプロセス。そもそも蚊からどうやって病原体が運ばれるのでしょう。デング熱を例にその枠組みを考えてみます。講義では昨年のデング熱の日本での再流行を事例に、その感染経路、対策、ワクチン開発の現状など最先端の状況も紹介します。
高木正洋 (Malaria No More Japan理事、長崎大学名誉教授)
京都大学農学部卒、同大学院修了。三重大学で医学博士。三重大学、国立予防衛生研究所(現・感染研)を経て長崎大学熱帯医学研究所。同大学副学長などを歴任。
WHO(デング熱媒介蚊対策)、JICA(マラリア媒介蚊対策)へ出向の他、主に熱帯での臨地研究に従事。専門は蚊の生態学。現在長崎県大村市にてスローライフを実顕中。
森田公一 (長崎大学熱帯医学研究所 所長)
1981年長崎大学医学部卒業、1985年長崎大学大学院医学研究科修了、医師、医学博士。長崎大学熱帯医学研究所助手、ニュージャージ医科歯科大学助手、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局感染症対策課長、長崎大学熱帯医学研究所講師を経て2013年より現職。専門はウイルス学。熱帯の開発途上国での感染症対策などを研究。