長崎会場

2016年10月15日(土)14:00 - 18:00(開場:13:30)

講師:
小林潤(琉球大学医学部保健学科国際地域保健学教室 教授)
狩野繁之(国立国際医療研究センター研究所熱帯医学・マラリア研究部 部長)
北潔(長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科長)
会場:
長崎大学坂本キャンパス1・グローバルヘルス総合研究棟1階 大講義室
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長崎会場でのスケジュール

13:30
受付開始
14:00
講座開始
14:05
「2016年度ゼロマラリア賞受賞者特別基調講演 アジアにおけるマラリア対策」(講師:小林潤)
タイやミャンマー国境、ラオス、カンボジアで同氏がかかわり、実施してきたマラリア対策を、将来国際保健の分野で働く若手研究者に向けて紹介します。
14:50
世界におけるマラリアワクチン開発(講師:狩野繁之)
世界における最新のワクチン開発状況を概観し、それぞれの長所短所を共有します。
15:35
パートナーシップ:マラリア制圧に向けた取り組み(講師:北潔)
最も新しい抗マラリア薬アトバコンに対する耐性マラリア原虫が媒介蚊の中では増殖せず、耐性拡散の可能性が低い事が報告される一方、2015年のノーベル賞の対象となったアルテミシニンにまで薬剤耐性が出現している。この様な現状の解決に不可欠な産官学の協力について紹介します。
16:20
フロアからの質問(3人の講演者に対し実施)
16:55
閉会挨拶
17:00
懇親会:「モスキートカフェ」@学内
「講師、参加者、Malaria No More Japan理事などとざっくばらんに意見交換できる時間です。質疑応答で聞けなかったこと、進路の相談、自分の研究相談から蚊にまつわるいまさら聞けない質問まで、気軽に聞けるチャンスですのでぜひご参加ください。」
18:00
閉会
小林潤 (琉球大学医学部保健学科国際地域保健学教室 教授)
琉球大学医学部卒後、2001年まで同大学教官として勤務。その間、ブラジルで2年のJICA専門家経験ののち、ラオス国プライマリーヘルスケア専門家で3年滞在後、マラリア対策アドバイザーとして3年間・青年海外協力隊とのタイアップ事業を成功させた。ラオス国政府からはマラリア患者の減少への貢献によって労働功労勲3等を受ける。その後もラオス国に対して、政策に反映し且つ現地の人材育成に資する研究事業を現在まで継続して推進している。
2001年からは国立国際医療研究センター国際医療協力部に移り、東南アジア、西アフリカ各国にて国際協力・研究活動を推進した。特に橋本イニシアチブ事業に参画して世界の学校保健普及と推進に貢献した。2010年には国際学校保健コンソーシャムを結成し、日本のシンクタンクとして世界のパートナーとタイアップして開発途上国の学校保健政策立案、実施、評価についての支援を行っている。2008年にはミャンマーの難民保健医療を支援するNGO「メータオクリニック支援の会(JAM)」を立ち上げ、草の根の国際協力も実践している。
2013年より琉球大学医学部保健学科国際地域保健学教室教授。現在は地球の持続的発展に資する保健開発戦略策定をテーマに研究を推進中。また実践と研究両方の視野を持つ国際保健分野若手人材育成を目指して教室キャパシティーの強化を内外連携のもと諮っている。
2016年4月24日、第3回ゼロマラリア賞受賞。
狩野繁之 (国立国際医療研究センター研究所熱帯医学・マラリア研究部 部長)
専門は熱帯医学・寄生虫学。JICA、WHO、Global Fund、APLMAなどの国際的なマラリア対策支援活動に長く係わり、わが国の国際保健医療政策で成果をあげている。
1986年 群馬大学医学部卒業、1991年 群馬大学大学院医学研究科博士課程(寄生虫学専攻)修了、医学博士。同年より群馬大学医学部寄生虫学教室に勤務。助手、講師、助教授を経て1998年に国立国際医療センター研究所適正技術開発・移転研究部(名称当時)部長に就任、2010年から現職。
「併任現職」筑波大学医学医療系国際医療学分野教授、フィリピン大学公衆衛生学校客員教授、ラオス国立パスツール研究所(ラオス-日本寄生虫学研究室/SATREPSプロジェクト)室長、長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科客員教授
「学会活動」日本熱帯医学会理事長、日本国際保健医療学会理事、日本渡航医学会理事、日本寄生虫学会理事、日本臨床寄生虫学会理事/事務局長、日本感染症学会評議員、世界熱帯医学者連盟拡大理事、他 「趣味」空手、書道、マラソン。
北潔 (長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科長)
専門は生化学、分子寄生虫学、熱帯医学、国際保健学。1974年東京大学薬学部卒業、1980年東京大学薬学系大学院博士課程修了、薬学博士(東京大学)。東京大学理学部・植物学教室助手、順天堂大学医学部・寄生虫学教室助手、講師、イリノイ大学客員研究員、東京大学医科学研究所・寄生虫研究部助教授を経て、1998年より東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻生物医化学教室教授、2015年より現職、現在に至る。2008年~2011年 同大学医学部健康総合科学科 学科長、2011年~2015年3月 同大学医学系研究科 副研究科長・副医学部長を歴任。
2002年日本寄生虫学会「第49回小泉賞」、2012年日本熱帯医学会「第9回日本熱帯医学会賞」、2013年厚生労働省「第11回産学官連携功労者厚生労働大臣賞」、2016年「第6 回ポルフィリン-ALA学会賞」受賞。